屋内通信設備の設計
Y. S.
2021年4月新卒入社
「携帯が使えるようになって良かった」お客様の声がやりがいに
- PROFILE
大学では気象学を学び、2021年4月に新卒でJTOWERに入社。通信設備の最適な配置を担当する設計部門に配属になり、主に屋内の設計を担当。2023年12月には、社内の新規事業コンテストで気象に関連するサービスを起案し、ファイナリストに選出された。
― JTOWERとの出会いと応募のきっかけは?
大学では気象学を学んでいたのですが、就職先としては関連する企業の募集があまりなかったこともあり、様々な業界を見ている中で知ったのがJTOWERでした。
会社説明会で話を聞いてみて、特に屋内のインフラシェアリング事業には、「そんな技術や装置があるのか!」と興味をもちました。インフラシェアリング自体にも可能性を感じ、今後、日本で伸びていく仕組みだと感じました。
実は高校生の頃からアマチュア無線が趣味で、航空無線の資格を持っているほど。それで、JTOWERの事業に親和性を感じたというのもありますね。
面接でも話がはずんで、役員面接では気象学に興味をもってもらい、いろいろな話をしたことを覚えています。そこで話したことに着想を得て、2023年に社内で開催されたビジネスコンテストにエントリーし、ファイナリストにまで残ることができました。通信は生活に欠かせないインフラで、様々なサービスとの関連性が深いものです。気象と通信というのも、全く関係がない業界だと思っていましたが、意外にも関係性があり、おもしろいものだなと感じています。
― 入社時からこれまでの仕事内容は?
入社後は設計部門に配属されました。主な業務内容は、屋内インフラシェアリング・ソリューションの装置やアンテナ配置の設計です。建物の図面情報から、その建物の特徴や通信環境の利用状況、対策が必要な範囲などを加味し、設備の配置を決定していきます。
配属後は、先輩と一緒に実際の案件に対応しながら設計業務を覚えていきました。
その後は、JTOWERの設備設置後の通信状況を確認する電波測定の業務も担当するようになり、対応する領域が徐々に広がっていきました。最初はミスにより、再度測定をやりなおすという失敗もありましたが…入社3年目になり、今年からは後輩のフォローも任されるようになりました。
設計業務は、いかに効率的に設備を配置するかが常に求められます。アンテナをたくさん配置すれば圏外になることはありませんが、効率よく配置することで、通信環境をしっかり担保しながら、無駄のない設備投資を実現することができます。設計は建物の建築前、図面の状態で進めることも多く、難しさはありますが、常に最適な設計が行えるようノウハウを蓄積し続けています。
この仕事のやりがいは、やはり実際に設備を導入いただいたお客様から、「携帯が使えるようになって良かった」「つながるようになった」と言っていただけることです。導入を決定いただいたディベロッパーの方だけでなく、その建物に入居しているテナントの方から声をかけていただくこともあり、うれしかったですね。
― 今後の目標は?
インフラシェアリングの認知が高まり、JTOWERの設備が導入される建物のカテゴリーも、商業施設やオフィスビルに加え、病院、倉庫、スタジアム…と、どんどん広がっています。そうなると、「建物内でロボットを稼働したい」「スタジアムで一気に人が集まる状況に耐え得る通信環境を構築したい」など、通信環境への新たな要望も広がりつつあり、日々学ぶことばかりです。今後も設計の業務をより突き詰めていきたいですね。
長期的には、JTOWERがもつ通信鉄塔という貴重な資産を活用し、新しいビジネスにも挑戦してみたいと思っています。
主な1日のスケジュール
7:00 起床
8:00~9:00 通勤
9:00~9:30 出社、メールチェック、タスクの確認
9:30~9:45 部署の朝会
その日の業務の確認の他、相談事項や周知事項があれば共有します。
10:00~11:00 技術部門との定例会議
技術部門、運用管理部門と設計部門にて情報共有会議を定期的に行っています。
ランチ 12:00~13:00
設計メンバーや他部署の同期、その日に出社している人に声をかけてランチに行くことが多いです。
13:00~17:00 設計業務
集中して設計業務を進める日もあれば、電波測定や現地調査などで外出することも多いです。案件が全国に広がっていることもあり、月2~3回は地方への出張もあります。
17:00~17:30 上司と設計のダブルチェック
複数名の視点を入れることで、より精度の高い設計を行っていきます。
17:30~ 部署の夕会
メンバーで翌日の予定の確認などを行います。
18:00~19:00 設計の修正、事務処理
19:00 退社、JTOWERの同僚と食事
予定が合えば同僚と飲みに行くこともあります。役員から同期まで様々な人とコミュニケーションをとる機会になっています。