タワーシェアリング事業推進

Y. H.

2022年中途入社

国内ではJTOWERでしかできない経験 業界に変革を起こす事業に携わっている

PROFILE

商社にて通信関連の海外営業を担当した後、2022年にJTOWER入社。現在は、新規事業である屋外タワーシェアリング事業の推進部門に所属。社内外、幅広い関係者のハブとなり、新たな事業の立ち上げに邁進している。

今後の成長エンジンになる事業に関わるワクワク感

― これまでの経歴を教えてください。

新卒で商社に入社し、海外営業部門に配属されて、通信関連の貿易業務を担当しました。アジア圏への長期出張なども経験し、他国のインフラ整備にかかわる事業に携わったり、政府開発援助(ODA)の入札に向けた業務などを担当してきました。

― JTOWERに転職したきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

商社でお世話になった先輩がJTOWERに転職していて、自分が転職を考えていたときに相談にのってもらったことがきっかけです。
直接、話を聞いてみたら、海外でも事業展開していて、国内での事業展開も面白そう。新たな事業を推進しているという話も聞き、関係各所と広く調整・交渉をしてきた経験も活かせるのではないかと興味を持ちました。
応募する前には、人事とのラフな面談も設けてもらい、リラックスした雰囲気で会社の説明が聞けたことも理解につながりました。面接となるとどうしても緊張してしまいますから。

商社では、大きな海外プロジェクトやトレード案件に関われるやりがいはありましたが、自分が案件全体を動かす場面が限られているという感覚がありました。話を聞いていて、JTOWERであれば、自分自身がコアになって事業全体に携われるチャンスがあるのではないかと感じました。

前例がない中、メンバー皆で一つひとつ課題を乗り越えていく

― どのような業務を担当しているのでしょうか?

タワーシェアリングは、屋外の鉄塔、コンクリート柱、ポール、アンテナなどをJTOWERが保有、運用し、携帯キャリアをはじめとする通信事業者に、基地局の設置場所などとして活用していただくサービスです。JTOWERが新規で建設するものに加えて、通信事業者が保有する既存の鉄塔を取得するという2つの方法でシェアリング可能な設備を増やし、体制を強化しています。
私が主に担当しているのはその後者、通信事業者から譲り受ける鉄塔に関わる事業の推進です。JTOWERでは、NTTドコモ社などが保有する通信鉄塔、合計約6,000本を譲り受ける契約を締結しており、シェアリングへの活用に向け準備を進めています。

まずは、これら鉄塔の所有権の移管を進め、並行して、携帯キャリアやその他通信事業者に、鉄塔利用の誘致活動を行っていくことが当面のミッションです。通信建設会社や鉄塔メーカー、そのほか様々な社外の関係者との調整や、携帯キャリアにも直接、対峙して提案をしたりと業務は多岐に渡ります。

― 前職の通信関連のプロジェクト経験が活かせる業務だったのでしょうか?

実は通信鉄塔を扱うのは初めてで、携帯キャリアへの提案、その他通信事業者へのアプローチも経験はありませんでした。ただ、社内には携帯キャリア向けの営業であれば専任担当がいますし、タワーの建設、運用保守もそれぞれに特化した部門がある。社内の様々な部門と連携しながらプロジェクトを進めるため、横断的に知識や経験を積むことができ、自分にとってもプラスになっていると感じています。

― この仕事のやりがいと難しさはどのようなものでしょうか?

タワーシェアリングは、日本ではまだ確立していない事業です。業界の変革をJTOWERが起こしていくような、そして何より、今のところ国内ではJTOWERでしか経験できない事業です。社会からの期待も大きく、そうした期待にも応えられるよう、常にスピード感をもって対応することを意識しています。
業務を進める中では裁量も大きく、幅広い交渉を任されているという責任感がやりがいにもつながっています。
もちろん、前例がない中で進めていく難しさはありますが、メンバー皆で一つひとつ課題をつぶして、乗り越えていくところに面白さを感じています。

一人ひとりが主体的に動き、課題を前に進めていこうとする組織

― 社内の雰囲気やコミュニケーションはいかがでしょうか? 大手企業からの転職でギャップに感じたこともあったのではないでしょうか?

組織の垣根がなく、すぐに話しかけて相談にのってもらえるオープンな雰囲気があります。それで事業にもスピード感が出て、会社の成長に直結しているのだと思いますね。
技術系も営業系も、一人ひとりがプロ意識を持っていながらも、自分事として主体的に動いているので、所属にこだわらず、課題を前に進めていこう、という色合いが強い。それは前職より強く感じたことです。
他部署の上席にも直接、気兼ねなく相談できますし、声をかけるとすぐに反応してくれる。こういう人が多い会社はあまりない。それがJTOWERの良いところですね。

― 課題に感じていることはありますか?

事業が急成長している中で、人材育成の難しさはあるとは思います。マニュアルなどが完璧に整っているわけではないなので、今後整えていけば、仮に担当者が変わっても、しっかり引継ぎもでき、もっと強い組織になれる。今の部署でも今後、組織としてスピード感を高めていかなくてはならないので、ノウハウの蓄積は意識して行っていきたいと考えています。

―今後の目標を教えてください。

まずは屋外タワーシェアリング事業の経験をしっかり積んで、自分が判断できる領域、影響力を高めていくことです。いまは一人で判断できないこともありますが、自分自身がもっと中核となってこの事業を推進していけたらと思っています。
将来的には、今の経験を活かしながら、国内に限らず、海外も視野に入れながら、JTOWERの成長に貢献していきたいですね。