施工管理

K. N.

2020年中途入社

JTOWERとしての介在価値を提供していきたい

PROFILE

新卒で大手エンジニアリング会社に入社。主に高速道路等に付随する通信設備工事にかかわる施工管理を担当し、2020年JTOWER入社。主に屋内インフラシェアリング・ソリューション(IBS※事業)の施工管理を担当する。 ※In-Building-Solution

経験から見えてきた次のステップ

― 前職はエンジニアリング会社で施工管理を担当されていました。

新卒で大手のエンジニアリング会社に入社しました。大学の専攻とは関連していませんでしたが、就職活動で業界研究を進める中で、地域と通信が今後社会にとって重要になると考え、通信に携われる業界に絞って様々な会社を見ていました。エンジニアリング会社は、就職活動中にインターンを経験して興味をもちました。実際の現場を見学させてもらったのですが、様々な関係者とコミュニケーションをとりながら仕事を進める社員の皆さんの姿を見て、人とのコミュニケーションが好きで、いろいろな現場に赴くのが好きな自分に向いているのではと感じました。

入社後は、施工管理部門に配属され、人員の配置、日程調整、作業内容の指示など、請負った工事案件の各工程を管理する業務を担当してきました。高速道路の案件がメインで、ETC、非常電話、といった、通信設備にかかわる工事案件を担当していました。

― 新卒で入社後、4年後に転職をすることになります。どのようなきっかけで転職を考えるようになったのでしょうか。

同期のメンバーが3年目に転職をしたことをきっかけに、自分自身の今後のキャリアについて考えるようになりました。
振り返ってみると、これまで1年ごとに様々な工事を担当してきましたが、施工内容は把握できていても、機器の詳細までは理解できていない状態でしたし、どのような交渉を経て今回の工事費用に落とし込まれてくるのかといった全体観も見えていない。また、工事が終了した後、その設備がどのように運用され、どう使われているのか、ということも見ることができませんでした。

新卒で前職を選んだときは、元請として幅広い工事に携われることに価値を感じていましたが、経験を積むにつれ、1つの領域に深くかかわり、経験を積みたいという想いが強くなってきたんです。
その想いから、転職をするなら、その案件の全体像を把握でき、1つの領域にて深く経験を積みたいと考えるようになりました。

案件の全体像が見えるようになり、一段視点が高まった

― JTOWERを選んだ理由はどんなところだったのでしょうか?

転職をするなら、自分ができる範囲を広げたいという想いが強くありました。JTOWERは設立からまだ年月が浅いものの、事業は伸び盛り、様々な経験をもった人たちがどんどん入社してきていると聞き、成長していく環境の中で、多くのことを吸収できるのではないかと考えました。
それと、前職では1年ごとに転勤がありましたが、JTOWERは、しっかり腰を据えて仕事に取り組めることも理想的でした。

― 入社後はどのような業務を担当していますか?

インフラシェアリング・ソリューションの設備工事にかかわる施工管理を担当しています。今は屋内の案件が中心で、発注する施工会社様の選定から、工事工程の調整、実際の工事過程の管理、完工までを対応する業務です。
施主様とのやりとりは置局交渉担当が対応することも多いのですが、工事にかかわる内容になると施主様と直接コミュニケーションをとることも多いですし、施設の建設業者様や、JTOWERから工事発注する建設業者様、各携帯キャリア様の担当者やエンジニアリング部門の担当者など、幅広い関係者とのコミュニケーションの中で工事を進めていきます。1案件ごとに10名ほどの関係者との調整をしつつ、常時20~30案件を担当して進めています。実際に動きがある案件は一部ではあるものの、前職では重複して工事を担当することはなかったので、その感覚からするとかなり多い印象です。

ただ、案件の全体像が見えるようになり、一段視点が高まったと感じています。仕事の進め方や関係者とのコミュニケーションも任せてもらい、裁量をもってやらせてもらっています。移動体通信という1つの分野にも深くかかわることができるようになり、転職を考えたときに描いていた、「一つの分野を深めたい」「自分ができる範囲を広げたい」というキャリアビジョン通りでした。

― 環境や立ち位置が変わったことで、ギャップもあったのではないでしょうか?

前職はエンジニアリング会社ではあったものの、移動体通信の工事はほとんど経験がなかったので、移動体通信ならではの進め方や慣習に最初は大きなギャップを感じました。そこは上司から、しっかりと基本的な考え方から教えてもらい、2か月ほどで慣習にも慣れ、ギャップは解消されました。設計や運用保守チームの先輩社員がいつもフォローしてくれたことも大きかったと思います。

あとは、任せてもらっているがゆえではありますが、案件の進め方や関係者とのコミュニケーションは各担当者に任され、会社としてまだ画一されていないことは、状況により課題と感じることもあります。マニュアルの整備を今後進めていこうとしています。

目標はプロフェッショナルとして施工管理の仕事を全うすること

― 仕事のやりがいや難しさはどんなところでしょうか?

JTOWERのソリューション導入が決定し、施工管理部門が案件を引き継いでから、工事完了まででだいたい2年、長い案件だと4年ほどかかるものもあります。その中で、実際の調整業務は1年くらいを要します。
やはり工事が完了したところを見るのが一番いいものですね。検査をして問題がなく、お客様から不具合の連絡などもなく運用できていると安心します。「やり遂げた」という想いと、無事運用を開始できたという、ホッとする気持ちが強いです。

難しさは、エリアによる慣習の違いでしょうか。JTOWERでは全国の案件に対応していますが、例えば関西と九州でも進め方やコミュニケーションがぜんぜん違うんです。コミュニケーションはこの仕事の軸になるスキルなので、まだまだ勉強中ではありますが、入社してから一番成長実感を得られている部分でもあります。前職では電話や現場での口頭でのコミュニケーションが多かったのですが、今はメールで多くの関係者に情報共有をしたり、合意形成をしたりといったやりとりも上達し、幅が広がりました。

― 今は大阪オフィスを拠点とされています。社内のコミュニケーションはいかがでしょうか?

私が所属する部署は、東京と大阪にメンバーが分かれています。大阪オフィスは、いつも笑いが絶えない、明るい雰囲気で、和気あいあいと楽しく仕事をしています。
大阪では西日本の案件を担当しているので、東京のメンバーと顔を合わせる機会は限られますが、コミュニケーションはとれています。オンラインのコミュニケーションツールも活用し、やりとりに困ることはありません。東京オフィスに行く機会があると、いろいろな人が声をかけてくれるのもうれしいですね。

― 今後の目標を教えてください。

近い目標としては、施工管理という今の仕事を確実に、遅延なく進めていくこと。施主様と携帯キャリア様の間にJTOWER介在することの価値をしっかりと提供していきたいです。
それから、事業が大きくなっていく中で、新しいメンバーもどんどん増えています。前職や、JTOWERに入社してから多くの先輩に教えてもらったことを、今度は自分が伝え、現場とつないでいく、そんな役割も担っていけたらと思っています。

将来的な目標は、プロフェッショナルとして施工管理の仕事を全うすること。JTOWERではアジアを中心に海外展開も進めていますが、日本でも、そして海外でもプロフェッショナルとして活躍できる、幅広い知識と経験を磨いていきたいと思います。